逆走警告装置

国交省・NEXCO【高速道路における逆走対策技術公募:道路側での逆走車両への注意喚起】テーマⅠ技術

No.5 電光表示による逆走警告

 

配線工事・基礎工事が不要でトータルコストを低く、レーダーで逆走車両を検知し、警告動作を行います。

国交省・NEXCO【高速道路における逆走対策技術公募:道路側での逆走車両への注意喚起】の選定技術です。


第7回 高速道路での逆走対策に関する有識者委員会

2024年7月24日に行われた有識者委員会にて、全国で進められていた逆走対策と公募技術の検証結果が公表されました。

  • 公表内容によると、逆走事案発生件数は依然として毎年200件程度発生しており、その内2割が事故に発展しています。
  • 高速道路における逆走対策技術公募 テーマⅠ技術を用いた逆走対策を全国300箇所以上で実施し、設置以降の逆走発生件数の減少が確認されました。
  • 「逆走警告装置(電光表示による逆走警告)」は全国26箇所に設置され、逆走発生件数約9割減の効果が確認されました。
  • 2029年までに逆走による重大事故ゼロの目標に向けて、逆走対策実施後も繰り返し逆走事案が発生する箇所を対象に公募技術テーマⅠの現地展開を進める方針となりました。

逆走警告装置の導入実績

逆走警告装置設置箇所の逆走発生件数(件/年)

2015年~2023年12月までの高速道路における事故または確保に至った逆走事案 N=1,879のうち、弊社製「逆走警告装置」を設置した26箇所における逆走事案を対象

導入実績 計34台

NEXCO東日本
新潟支社 全2台(土樽PA)
NEXCO中日本
八王子支社

全10台(大月IC、大月JCT、国立府中IC、調布IC)

東京支社

全5台(鮎沢PA、三方原PA、日本坂PA、新磐田SIC)

金沢支社 

全4台(滑川IC、金沢東・西IC、福井北IC、敦賀IC) 

NEXCO西日本
関西支社

全5台(明石SA、泉南IC、甲南PA、吹田SA、上之郷IC)

中国支社 全3台(吉和SA、斐川IC、荷卸峠PA)
四国支社 全2台(石鎚山SA、立川PA)
九州支社

全3台(松岡PA、金立SA、今川PA)


特徴

1. ソーラーパネルにより電力供給 電気工事不要

  • ソーラーパネルを利用した独立ユニット形式で、別途電源供給が不要です。電源配線工事にかかる手間と費用を削減します。
  • 降雪地域など、日照条件の悪い箇所に設置する場合は商用電源(100V)仕様に変更可能です。


2.ガードレール支柱にクランプ取付 基礎工事不要

  • ガードレールへのクランプ支持で、基礎工事をする必要がありません。
  • 別途置き基礎などを用意する必要がなく、クレーン車の手配も不要なので、路肩規制のみで設置可能です。

   ※ガードレールがない場合には置き基礎、埋込基礎仕様に変更可能

  • 設置工数(目安) 2人工で半日程度


3. 親・子で連動し、効果的な注意喚起

  • 親機がレーダーで逆走車両を感知すると無線信号で子機に連絡し、連動して警告動作を行います。
  • 親機と子機はランプを挟み込むように設置することで警告の見落としを減らすことができます。
  • 警告動作は発光パネルと点滅強調灯で視覚的に逆走を警告して、夜間でも著しく目立ちます。

基本性能

防塵・防水構造 JIS C 0920のIPX5(防噴流形)適合
サイズ W670m×D400mm×H2300mm(支柱含む)
連続曇天稼働日数 満充電より6日間
推奨部品交換期間

ソーラーパネル:15~20年

バッテリー:3年

電子回路:10年

オプション

  • 商用電源仕様
  • 置き基礎、埋込基礎取付
  • 壁高欄取付
  • パワーランプ ※ソーラー仕様の場合、連続稼働日数3日間に減少

新技術情報提供システム NETIS

2023年3月に国土交通省 新技術情報提供システムNETISに登録されました。

 

NETIS登録番号:KT-220228-A

技術名称:簡易設置型逆走対策警告板

登録日:2023年3月2日


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